みずほ病院

■第2回 糖尿病教室■

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☆検査のお話 HbA1cが変わります!?☆

平成24年3月17日
臨床検査技師:伊崎良子

糖尿病の方は、月に1回ペースで「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」という検査を受けていらっしゃると思います。
中には違う検査で経過を見ている方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はこの「HbA1c」についてお話します。

「HbA1c(ヘモグロビンA1c)」とは何でしょう?
何度かお聞きになっている方もいらっしゃると思いますが、復習を兼ねて説明しますと、「赤血球の中にあるヘモグロビンにブドウ糖がくっついたもの」をヘモグロビンA1cと言います。

このヘモグロビンA1cは、血糖(ブドウ糖)の濃度によって、ヘモグロビンとくっつく量が変わってきます。血糖が高いとよりたくさんくっつき「ヘモグロビンA1cが高い」ということになります。

「ヘモグロビンA1c」がこの4月から変わる、ということなんですが・・・。
さて何故でしょう?

アメリカから日本にやってきたマイクは、日本の病院でヘモグロビンA1cを検査してびっくりします。

健康によいと言われる日本食ですが、そんなにすごい効果を発揮するものなんでしょうか?

どういうことでしょう?

何かを測定する時には「基準となる数字」というのが決まっていないと測れません。
1cm、1kg、1秒・・・。
他の国では基準が違っていて同じ長さでも違う数字になってしまったりします。

ヘモグロビンA1cも「日本」と「それ以外の国」では基準が違っていたのです!

そこで、世界中で同じ基準に統一しよう! という話になりました。日本の今までの基準を「JDS」と言いますが、これを国際基準の「NGSP」に変えていくこととなり、それがこの4月から実施されるわけです。

「じゃあいままでの数字とは比較できないの? 良くなったか悪くなったかわからない!」

そんな心配はいりません。検査結果には今までの「JDS」と新しい「NGSP」両方が併記されます。

ほとんどの場合、今までの「JDS」に0.4を足した数字が「NGSP」となります。

ヘモグロビンA1cは「糖尿病かどうかの診断」にも使われる検査です。こちらの数値も変更になります。

基準が変わることで、糖尿病のコントロール目標も変わります。

皆さん徐々に新しい数字に慣れていって下さいね。

☆アンケート☆

今回のアンケート結果です。
 

  • 食前後に目がチカチカするのは何が原因か?
  • とても良い取り組みだと思います。開催日時がわからないので、新聞の「今日の催し」などに掲載していただけたらと思う
  • このまま糖尿病教室を続けていただきたい。講座のあることを官報等で知らせて欲しい
  • ヘモグロビンA1cの見方が良くわかりました
  • ヘモグロビンA1cの基準が4月から変わることが理解できました
  • 治療薬について・・食前に飲む薬、食後に飲む薬、新薬、注射薬などについて聞きたい
  • 足が不自由で歩けない場合の運動の仕方について聞けてよかった

今後も糖尿病教室は開催していく予定です。
病院インフォメーション、ホームページ、メールマガジンでご案内いたしますのでぜひご参加下さい。

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2012-04-23公開 2014-11-01改訂