みずほ病院

■第2回 糖尿病教室■

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☆糖尿病と運動療法☆

平成24年3月17日
理学療法士:山口慎一、北村卓也

運動療法のには次のような効果があります。

  • 血糖の低下
  • インスリン服薬量の減少
  • 骨粗鬆症の改善
  • 高血圧、高脂血症の改善
  • 減量効果
  • 心肺機能の改善

運動療法と言っても色々ありますが、良く言われるのが「有酸素運動」です。
有酸素運動の例としては、

  • 呼吸をしながら行う運動
  • 歩行、きびきびとした家事・掃除

などが挙げられます。有酸素運動は、筋肉を動かすことで筋肉が刺激され、インスリンが分泌されやすくなります。

他にも「抵抗運動」というのがあります。
重さや力に抵抗する運動です。こちらはインスリンの効きを良くします。

さて、では運動したからたくさん食べてもよいのか、というと・・・。

残念ながら、単純にカロリーだけを見ると1時間の歩行ではごはん1杯分にもなりません。1時間散歩したからといって、ご飯をもう1杯! というわけにはいかないです。

「じゃあ運動なんてしてもな~」
と言われるかたもいらっしゃるかもしれませんが、運動をすると

  • 体力・筋力がつくことで、血糖値が改善、高血圧・高脂血症が良くなり、健康面がよ良くなります
  • 基礎代謝が改善されるので、1日の消費カロリーが増えます

運動は、がむしゃらにむやみやたらと頑張るのが良いわけではありません。
1回の運動時間は「20分以上」を目安にしてください。どんな運動なら20分以上続けられるかな? と考えて選んでくださいね。

運動の程度の目安は

  • 50歳未満の人 → 脈拍が100~120拍/分
  • 50歳以上の人 → 脈拍が100拍/分

程度になるくらいです。
不整脈など脈拍が一定ではない人でも「ややきつい」程度の運動は大丈夫です。

では脈拍はどうやってみましょう?

病院で看護師が脈を診るときと一緒です。

さて、運動療法で一番大事なのは「続けること」です。続けることの難しさは皆さんよくお分かりだと思います。
運動を続けるコツ。それは・・・

自分へのご褒美

です。
それは物である必要はありません。
「着たいな~と思っていた昔の服が着れるようになった!」
嬉しいですよね? これも十分ご褒美になります。

また一人ではなかなか続けられない場合もあると思います。
「友達と一緒にする」「地域での活動に参加して皆でワイワイやる」のも良いです。

さて、運動は良いことですが、どんな人でも無条件にやっていい、というわけでもありません。

  • 血糖コントロールが極端に悪い時
  • 腎不全状態である
  • 虚血性心疾患や心肺機能の障害がある
  • 急性感染症を発症している
  • 糖尿病性の壊疽がある
  • 高度の糖尿病性自立神経障害がある

このような場合はまずかかっている医師に相談して、運動ができるかどうか、どのような運動が良いか聞いてみてください。

☆アンケート☆

今回のアンケート結果です。
 

  • 食前後に目がチカチカするのは何が原因か?
  • とても良い取り組みだと思います。開催日時がわからないので、新聞の「今日の催し」などに掲載していただけたらと思う
  • このまま糖尿病教室を続けていただきたい。講座のあることを官報等で知らせて欲しい
  • ヘモグロビンA1cの見方が良くわかりました
  • ヘモグロビンA1cの基準が4月から変わることが理解できました
  • 治療薬について・・食前に飲む薬、食後に飲む薬、新薬、注射薬などについて聞きたい
  • 足が不自由で歩けない場合の運動の仕方について聞けてよかった

今後も糖尿病教室は開催していく予定です。
病院インフォメーション、ホームページ、メールマガジンでご案内いたしますのでぜひご参加下さい。

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2012-04-23公開 2014-11-01改訂