診療部門のご案内

臨床工学部

臨床工学技士とは

臨床工学技士は医師の指示のもとに、生命維持管理装置をはじめとした医療機器の操作および保守点検を行うことを業務とする専門医療職です。
当院での業務内容は、透析機材の準備、プライミング、穿刺、装置の警報対応、返血、抜針などの臨床業務をはじめ、安全に患者さんに治療を受けていただくために血液浄化装置の定期点検・オーバーホールや透析液の管理、院内の医療機器の管理などをしています。不具合への対応だけでなく、機器の使用方法の説明や勉強会の開催もしています。
当院には2023年7月現在、臨床工学技士は11名在籍しています。うち3名は臨床検査技師の資格を取得しており、ダブルライセンスとして多岐にわたり活躍しています。

透析

血液透析とは腎臓の機能が低下して慢性腎不全に至った患者さんに対し、透析装置を用いてその機能を代行する治療です。
当院の血液浄化センターは、50床のベッドを有しており、うち2床が個室です。 当院では水質管理に力を入れているため、超純水透析液の基準を満たしており、全台I-HDFの施行が可能です。うち16台はO-HDFにも対応しています。
また血液透析のみならず、GCAPやLCAPの血球成分除去療法やレオカーナなどの吸着型血液療法にも対応しています。
 
8:00~12:00
12:30~16:30
17:00~23:00      
  • 月・水・金曜日は午前・午後・夜間の3クール
  • 火・木・土は午前・午後の2クールで稼動しています。

水質管理

当院では、透析液中のエンドトキシン濃度の測定、生菌数測定を管理計画に基づき行い、超純粋透析液の基準を満たしております。
透析液の水質管理に重点を置き、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう努力しております。

医療機器管理

医療機器をいつでも適正に最良の状態で使用できるよう、院内にある医療機器の定期点検、修理、トラブル対応、院内スタッフに対する医療機器の操作安全講習、マニュアルの作成、医療機器選定など医療機器に関連する業務を行っています。

シャントエコー

すべての透析患者さんに年一回のシャントエコーを実施しています。 加えて、触診や聴診において異常を発見した際にもシャントエコーを行い、 シャントトラブルの早期発見につながるよう努めています。

透析条件カンファレンス

透析患者さんの現状にあわせた最適な透析を行えるように、採血結果やレントゲンなどの検査結果をもとに、 医師に透析条件の提案を行っています。

内視鏡

当院では臨床工学技士が内視鏡装置の保守点検や洗浄業務を行い、内視鏡検査の介助スタッフとして参加し、 安全に検査が進められるように努めています。

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